店長のひとりごと
子育てするすべての人へ②
息子は小学校一年生から野球を始め、中学校でも野球部へ。お茶当番などの役割もあり、土日が休みにくい私でしたが、なんとか休みを工面していました。二年生の夏が終わると本格的に一番上の世代になりますね。
そんな息子が中2、娘が小6の夏休みが明け、新学期の初日。朝、なかなか娘が出かけようとしません。支度も進まない様子でした。「おなかが痛い・・」 私は(なるほど、宿題が思うように進まなかったからね)なんて心でつぶやきながら、「じゃ、今日は休んでおく? でも、二学期の始めで早く終わるから行っとく?」と言ったような記憶があります。結局、その日はお休みしました。
翌日「どう?」と聞くと、「う~ん、あんまり調子が良くない・・」と。おそらく、表情が曇っていたのだと思います。私は「えー、今日も休む?」と少し面倒くさいと感じながら聞き、そのためか娘は「・・遅れていく」と浮かない返事。たまたま、仕事が休みだったため、小学校の下駄箱のところまでついて行き、「やれやれ」とほっとした気持ちでいました。
新学期三日目は、昨日も行ったことだし当然行くと思っていたところ、またも「おなかが・・」。さすがに、これはおかしいと感じながらも、仕事に慌てて出かけながら「調子が良くなったら、行きなよー」と声をかけました。
そうです、娘が学校に行きにくくなる状態(いわゆる「不登校」)が始まったのは、こんな感じでした。まさか、明るく、誰とでも仲良くなれて、小さい子の面倒見もいい、そして手のかかったことがない娘が学校に行けなくなるなんて夢にも思いませんでした。どうすればいいのか、さっぱりわかりません。
その時の私の状態を整理すると、
①まず、学校に行けない状態だと認知できない(信じられない、信じたくない)
②次に、その事実はどうして起こったのか、わからない(本人に聞く?先生や友だち、周りの人に聞く?)
③そして、この先どうしたらいいのか、わからない(私のまわりに、そんな状態の子も親もさっぱり知らない!)
そこから、親子の模索が始まります。 ~つづく~
【現在】夫(54)サラリーマン、私(50)東松山ハリカ店長、息子(23)大学院1年、娘(20)大学3年、同居の義父(88)、義母(83)